来世は猫になる

スローライフで、生きてたい

日本とドイツの仕事の価値観の違い

ドイツは進んでた ...

かつて同盟国として戦ったドイツ、だからどこか親近感を感じていたが仕事に関して比べてみるとあまりにも違いがありすぎた。。

 

それでは比べていきましょう。(OECDのデータを見れば色々と出て来ます)

 

まずは、GDP

 

ドイツ:4位で約3兆ドル

日本:3位で約4兆ドル

 

GDPで見れば日本に軍配があがっていますね。しかし中身はだいぶ事情が違います。

 

次に、年平均労働時間

 

ドイツ:1371時間

日本:1719時間

 

一年で400時間も!?

 

次に、労働生産性(2015年)

 

ドイツ:66.6ドル

日本:45.5ドル

 

日本円に換算すると約40%ドイツが日本を上回っています。

また

OECD平均は51.1ドル

であり日本は平均を下回っており、

G7中では最低

との結果に。つまり生産性の低さを労働時間でカバーしているということ。

 

また、一人当たりのGDP(IMFより)

 

ドイツ:約486万円

日本:約451万円

 

なんと、、つまり合計では勝ってるものの一人当たりでは負けているという結果に。つまり個人レベルの感覚ではドイツの方がGDPが高いという結果に。(んーこう見たらドイツが実質的には日本より上な気も...)

 

さらに、ドイツは経済成長に伴い実質賃金の引上げが起こっている状況。日本は横ばいもしくは微増微減な感じですよね。またこの賃金の引き上げは購買力につながりますから。良いサイクルがドイツには起こっていると。

最近では日本はまた税金があがり、その割には賃金は上がらず購買力は下がり...の負のスパイラルが起きてますよね。 

有給の使用でも考え方が違っていた

また有給消化率についても

 

ドイツ:100%消化(毎年)

日本:約50%消化

 

それに加え、年次有給日数をドイツでは最低24日は与えるよう義務付けられており日本よりも多い。

さらに二週間まとまった休みを息抜きや旅行のために使うこと当たり前。それを皆が実行している。病気ややむを得ない事情の時に基本的に有給を消化する日本とはこれまた違いますね。

 

また残業に対してかなり厳しく。

・一日10時間を超える労働をしてはならない

・6か月間の平均労働時間は一日8時間以内

 

・日曜・祝日の労働も法律で禁止

仮に残業時間が出た場合、年10日まで代休に振り替えられる企業も多い。

 

このようなドイツからしばしば日本に対して

残業大国

と呼ばれることもあるそうな...

逆にドイツは

休暇大国

と呼ばれたりするそう...綺麗に逆ですね。

 

ではどれだけ休んでいるかというと.........

 

毎年約150日間!!

 

つまり約4割が休みなわけですよ!!それに加え働いてる日でも残業は基本的にない。

それなのにGDPでは毎年4位という経済大国、んーおそろしい。

GDP毎年3位でもしばしば過労死や100時間残業がニュースになる国とは真逆の状況ですね。

 

さらに、ドイツではバラバラの出勤時間と退社時間が認められており、労働者全体の約6割に普及している。つまり、通勤ラッシュなどを分散できたり、帰宅ラッシュなども分散されるということ。また、ホームオフィス制を導入する企業も増えている。

 

まさしく仕事はあくまで手段であり目的ではない。生きるために仕事をするんだ。みたいな感じですよね。

 

なぜ長期休暇が可能なのか

でもなぜ長期有給休暇が取れたりするのか。それは主に三つあり。

・制度でガチガチに守られている

・国民の意識がそもそも違う

・休んだり変わったりしてもその仕事をすぐ引き継げるような体制が出来上がってる

です。

 

まず一つ目の制度に関して、

ドイツではそもそも性悪説、日本では性善説が基盤になっており。

 

このためドイツでは

書類などで厳格に契約しなければルールは破られると考え

逆に日本では

そんなことをしなくても信頼関係でやっていける。ルールは破られない

と考えられており。結果的にドイツは法律や契約で労働者が守られる結果に。日本では、、結果的に過労死などがちょくちょく起きたりしてますね。残念なことに。

 

 

また二つ目の国民の意識がそもそも正反対なんですよ。

ドイツは個人主義や成果主義、日本は集団主義や形式主義

 

ドイツでは自分のワークライフバランス、家族や友達や自分の時間を重視するが、日本では自分を押し殺してでも周りに合わせる、皆苦労してるなら自分もしないとおかしい、協調性を大事にする。(滅私奉公)

みたいな認識の違いですね。

 

日本の自殺者が年間3万人を超えるのもこの滅私奉公が少なからず影響していたりするのでしょう。

ただ集団主義が一概に悪いって話では全然なくて、そのおかげで皆で一丸となり働くことで高度経済成長を実現し支えることができた。あの頃は高速道路とかハードな部分を整備しなければならなかったから、作れば作るほど皆儲かり幸せだった、周りを思いやる心だって集団主義の良いところ。ただ、いきすぎたら息苦しくなったり、それが生きにくさにつながることもあるよねって事。

 

有給休暇についてもドイツでは

日ごろのストレスから解放され、自分の好きなことをやったり、大切な人と過ごすためのもの

一方日本では

娯楽のために使うものではなく、やむを得ない場合に使うもの。一人だけ楽をするのは違う

って認識。

さらにドイツでは、病気などは病欠として別の扱いを受ける。

 

 日本では我慢を美徳とする

もっと言えば日本人は我慢や頑張りを美徳とする習慣がある、これも根深い問題。これが悪い方向に働くときがある。

例えば、過労死ニュースのたびに

「俺の方が昔もっと残業してたもんだよ」

「その程度で死ぬなんて甘い」

「残業なんて当たり前」

このようなセリフを吐く人達が必ず出てくる。これが日本の働き方を改革する際の大きな足かせとなっている。国全体でこのような考えが出ないよう意識を変えるところから始めないといけない。ドイツならそもそも法的規制が厳格でかつ国民の意識が残業に大してはマイナスイメージ。

 

 

政府が大きく対策を取らないのも問題だが、そもそも国民レベルの意識に問題があると思う。働いた時間が長い方が頑張っていると評価される空気とかね。あとは有給を取りたくても、皆働いてるのにお前だけ楽をするのか!とか。これも皆が有給を気楽に取れる雰囲気にならない限り難しい。GDPは勝ってても心のゆとりでは負けてる気がする。

 

三つ目、ドイツは業務をカバーできる体制が整っている。

簡潔に言うと、仕事が個人ではなく会社についてる

 

特定の担当者がいなくても回るような体制ができあがっている。またドイツでは雇用の流動性が高いためこのような仕組みでないと回らないからでもある。引き継ぎがスムーズ。ここでもいちよ終身雇用の日本とは大きく違う。

 

また、会社内で休む日にちがかぶらないようにも調整する。この点でもお盆などで一斉に休み、どこもかしこも人で溢れ道路は渋滞し、むしろ休むことが疲れるような状況になっている日本とは違う。日本も各々がバラバラに休めば混雑なども避けれるだろうに。

 

とまぁ、こんな感じでドイツと日本って色々ちがいますよね。

 

長時間労働は質を下げる

それにドイツでは、

一日10時間以上の仕事は逆に集中力が落ちミスが発生しやすくさらに非効率だ。それなら明日のリフレッシュできた状態でやるのが良い。って認識だそう。

日本ではたぶんですけど、

今日課せられたことは今日終わらせるべきだ。皆同じように頑張っている。眠気なんて甘えだ。みたいな感じなのかな?

 

あとセリフでも色々な違いがあるそうで。例えば

ド「なぜ有給休暇を全部消化していないのだ!!」

日「なぜ有給休暇を取る?絶対休まなければならない病気や用事があるのか?」

ド「休み取ったの!?楽しんできてね!!」

日「こんな忙しい時に一週間も長期休暇ですか、皆忙しいのに罪悪感はないんですか?」

 みたいな。

 

それに心身が壊れてしまってからでは遅いですからね。 

協調性を重視するあまり他者への配慮はよくできてはいるし、その結果、おもてなしの国は誇るところではあるけれども。すべての事に言える事ですけどいきすぎは良くない。ほどほどが一番。

 

すぐには変わらないだろう

後は改革するにあたって、残業しなければ回らないような企業はつぶれてしまった方が良いだろう。それで一時日本のGDPが下がったとしても効率性を重視する企業が増えたりすればまた戻るはず。それになんだかんだブラック企業に人が集まるのも問題。逃げは甘え、頑張れば結果は必ずついてくるみたいな空気があるからだろう。

 

労働者の人権を軽視するような上層部達もさっさと消えた方が良い。空回りしたところで外見は取り繕えても中身はボロボロだろうし。それならば中身からリスタートした方が結果的に良いと思う。

 

この事実から日本はダメでドイツは良いってことではなくて、参考にしたり取り入れたりできる部分もあるのではって事ですよね。それぞれメリットデメリットは必ずあるものですから。ただこのいきすぎた日本の集団主義や残業時間などは見直す時期に来てるかと。確実に。

 

 最後に、なんで働いたこともない大学生がこんなことを言っているのか、それはこの本をよんだり色々ネットで調べたりしたからなんですね。また本は疑似体験ができるというか知ることができますから。

この本です。ただの画像です↓興味があれば勝手に調べるなりして買ってください、笑

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オワリ。。