来世は猫になる

スローライフで、生きてたい

「あなたは恵まれてる」なんて相対的な視点に過ぎない

 

あなたなんてまだ恵まれてる方

 

「あなたなんて恵まれてる方よ?もっと不幸な人なんてたくさんいるし、私なんてこんな困難があっても頑張ってきたんだから、あなたも頑張らないと、勿体ないわよ?」…etc

 

割とこーゆー励ましか、善意か、嫌味か知らないけど言ってくる人達がいる。

 

でも個人的に思うのは、

「恵まれてる恵まれてないなんてただの相対的なものであって、言い出したらキリがない」

 

上には上がいるし下には下がいる。各々の基準、感じ方であるから当人からすればそんな話知ったこっちゃないと思う。

 

「あなたの立場なら絶対にこうするわ、なんでしないの?勿体ない」

 

上記のように言われても、それは「隣の芝は青い」と同じ状況だと思う

隣には隣の苦労があるし、むしろ隣からすればそちらの状況の方が羨ましいかもしれない。

 

 例えば、

勉強熱心な家庭に生まれて幸せねって思っても当人からすれば勉強熱心じゃないところで自分のペースでしたかったかもしれない。

 

京大の人だって京大には好奇心で入った、でも京大にいったから必ずしも一流の所に行かないとダメか?と言われればそんなことないと思うし、それを他人が勿体ないと言ったところで当人からすれば知っちゃこっちゃない話だ。

 

ある本にもこんな話があり、幼い頃からピアノの練習をさせられた女の子がいた。その母親は昔ピアニストになりたかったが夢半ばで諦めた、だから子供には最高の環境を与えてぜひピアニストになって欲しいと思っていた。

そしてその女の子も最初は楽しかった。でも次第に女の子はピアノが嫌になった。そんな時に母親から「あなたはこんなにもピアノを習う素晴らしい環境があるのよ?それに才能もある。世の中にはピアノを習いたくても習えない子もいるし才能がない子もいるの。それなのになぜやらないの?勿体ない」

 

そしてその後無理にピアノを続け、最後には風呂場で手首を切って自殺未遂になったらしい。相当な鬱だったようで。

これも同じで当人からすればピアノを習える恵まれてる環境にいようが知っちゃこっちゃない。自分には合わなかった、自分からすれば嫌だった、それだけ。

 

そう、知っちゃこっちゃない。 

 

だからもしも励ましの言葉として言ってる人がいるならばそれはあまり当人には響かないと思う。もちろんある程度は奮起される場合もあるが、予想以上に迷っていたり落ち込んでいる時にはむしろただのありがた迷惑かもしれない。

 

まぁ勿論今ある環境に感謝するのも勿論大事だと思うし、自分が決めた道なら頑張らないといけない時もあると思う。でも鬱になったり自殺願望が出るくらいならやっぱりいくら自分が恵まれてようが勿体ないってなってようがやっぱり辞めた方が良いと思う。

 

ただ線引きは難しい? 

 

まぁただの逃げか逃げなきゃいけない場合の線引きって難しい。

それに別に逃げて良いとも思ってる。生き物なんて突き詰めれば種の存続以外は特にやることはないんだし。物凄く極論だけど。

 

だからまぁ、いつもよりも落ち込んでる人に、「あなたは恵まれてるわ、なんでその環境にいてやれないの、勿体ない」なんて言わないようにしよう、うん。